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10月3日 Day4

~Siwa-Siwa~

 本日はループ走行日ですので、アシスタンスの移動はありません。テントを畳む必要もありませんので、朝からダラダラとしています。

 ビバークで朝食中

 今年は早期に選手生活を終えてしまいましたので、色々な部分で戸惑う事がありました。

 まず、当初7日間選手として生活する予定でしたので、レーシングスーツ用のTシャツは沢山持ってきましたが、チームTシャツは殆ど着る機会がないと思い、ホテルに置いてきてしまいました。

 また、日中運転をしていますと、長袖のレーシングスーツにグローブをしていますし、更にヘルメットも被った状態で車内にいますので、殆ど日焼けの心配がありません。しかし、選手を終えた事で、日中から強い日差しを浴びていますので、日焼け止めクリームが欠かせなくなりました。

 ビバーク

 運転をしている際には、日焼けの心配をしなくて済みましたが、立場がアシスタンスに移った瞬間に、私は常に日焼けの心配をしなければならなくなりました。

 更に、毎日競技スタート前にランチパックを受け取りますが、昨年は1日中走っていましたので、食べる機会はありませんでした。その中身さえも確認する事なく、日本へのお土産として保管していました。

 しかし、今年、早々にファラオラリーで仕事を失った私は、日々ビバーク間の移動のみで、昼前後には次の目的地へ到着してしまいます。何もやる事がなく暇にしていますので、食べる事しか能がありません。体も殆ど動かしていませんが、こういう時に限ってお腹が空きます。いつしか気付くと暇さえあればランチパックの中身を覗き、暇潰しにずっと何かを食べ続けている自分がいました。また、あまりの暇さに、暇疲れさえも感じていました。

 そして、昨年は1日砂漠の中を走っていましたので、走行と共に自分の顔や髪の毛に砂が堆積されていくのを感じていました。少しでも顔を擦りますと、指には沢山の砂が付着しました。しかし、アシスタンスルートでは殆ど砂の中に入りませんし、そもそもバス車内は窓で密閉されていますので、砂をかぶる状況になりません。

 よって、今年は殆ど砂まみれにならずに終わりました。つまり、日々のシャワーが非常にラクで、昨年は砂の為に髪の毛がガサガサになり、ヘアーブラシが通りませんでしたが、今年は昨年程の苦労はありませんでした。

 Japan Team のビバーク

 さて、移動のない本日は、朝からオフィシャルのテント内で紅茶を片手にPCに向かっていました。これは、日本でファラオラリーを応援して下さっている方々に、メッセージを送るためです。

 ブログは、日々のアクセス数をチェックする事が出来ます。ファラオラリー期間中は、アクセス数が通常の4~5倍に伸びていました。私は早々に競技を終えてしまいましたが、まだ2輪の選手が頑張っていますので、彼等の姿を日々報告する事にしました。

 そうこうしているうちに、日本チームの選手がスタートして早々、オフィシャルをしているDoctorに声を掛けられました。

 「日本チームの選手がアクシデントで、これからヘリで戻ってくる。彼女が戻ってきたらまた呼びに来るので、一緒にドクターカーへ来てくれる?あと5分後ね。」

 私は一体誰なのだろう、また、どうしたのだろうと思いました。

 ほどなくしてビバークにヘリが着陸し、私も側へ掛け寄りました。そこには、ボードにしっかりと固定された選手がいました。最初は、そのガードにより選手の確定が出来ませんでしたが、よくよく見る事により、状況の把握ができました。

 救助作業

 オフィシャルドクターが選手をドクターカーへ搬入する中で、私はその選手に声を掛けてみました。すると非常に元気そうな応答があり、一安心しました。

 その選手は、固定されたボードの上で、当時の状況を話してくれました。一瞬の油断で2mくらいの段差から飛び出し、気付いた時には砂の上に叩き付けられ、そして上からバイクが背中に落ちてきたとの事。息も出来ず、目を開けると周囲の景色がグルグルと回っていたとの事でした。

 怪我の具合ですが、全身の打撲はありますが、点滴2本と抗めまい薬の点滴にて軽快し、ドクターカーを後にしました。状態によってはカイロ、或いはヨーロッパまで搬送され兼ねませんので、大事に至らずに良かったと思います。この選手の看病もあり、午前中の暇な時間を紛らわす事が出来ました。

 そして本日も、夕方からは競技車両のお勉強をしました。

 Bowler Team

 今回使用したプラドを、どの様にすれば砂漠仕様に出来るか? 1時間もスタックせずに、如何に早く砂漠から脱出する為には何が必要か?…等々。

 また、私がNissan Dessoudのピットで遠巻きに車両を眺めていますと、1人の女性が声を掛けてきました。

 「あなた、ゼッケン210 のプラドのドライバーでしょ?車はどうしちゃったの?」と。

 私は車を壊して初日のビバーク地へ置いてきた旨、話をしました。

 ヘリコプターで救出されるバイク

 すると、「ダカールは出ないの?」と聞かれましたので、私にはダカールはレベルが高すぎる、今はファラオでトレーニングをしているところだと伝えました。

 何と、彼女は次回のダカールラリーにも出るとの事でした。そして競技4日目を終え、彼女は総合10位に位置していました。それも、ドライバー&ナビの女性チームで。

 聞くところによると、彼女は15年以上前から各国のラリーに参戦しており、私とはかなり競技経験が異なるようでした。

 しかし、彼女の存在は、非常に刺激になりました。私も、彼女の様なドライバーになりたいと思いました。

 彼女には、「来年のファラオは出るの?」と聞かれましたので、来年の再会を約束しました。

 テント内のdinner風景
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テーマ : モータースポーツ - ジャンル : 車・バイク

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